2月から「LPガス119」体制がスタート
緊急通報を“県内一括”で受理し現場に出動
協会は、火災やガス漏れなど、消防・警察からの緊急通報を24時間、県内一括で受理し出動する「LPガス119」体制を整備し、2月1日(月)からスタートさせました。同日午後3時から行った「LPガス119受理センター」の開所式では、古川武法会長、保安担当の駒見直喜副会長、神奈川県工業保安課の穂積克宏課長がテープカットのあと、模擬通報を行って運用できていることを紹介しました。緊急通報の受理一本化で、出動・現場処置(二次災害防止)までの確実な緊急対応が可能となり、お客様の安全・安心がより一層向上することになります。
確実な緊急対応が実現し、県民の安全・安心が一層向上
協会では、緊急通報に対応するため、昭和55年から「プロパン110番」をスタートさせました。当初は、支部ごと(現在17支部)に24時間体制で受理・出動する仕組みとし、消防・警察からの出動要請に対応してきましたが、平成23年に既存体制の見直し・強化を図り、名称も「LP119番」に変更しました。
受理一本化は、通報者の利便性や受理作業の効率化、さらにLPガス業界のイメージアップに向けて平成25年度から検討を重ね、平成27年10月の臨時理事会で決定。「LPガス119」として、この2月1日より運用を開始しました。
開所式は、受理センターを設けた協会会員会社(トーエル)のコールセンター(横浜市港北区)内で行い、古川会長があいさつのあと、来賓の穂積課長と横浜市消防局の吉野薫消防指令(高田消防出張所長)があいさつ。このあと、テープカット、模擬通報セレモニーを行いました。
古川会長はあいさつの中で、「緊急通報の受理から出動、現場処置までの緊急対応が確実に実施できることとなり、県民の安全安心体制がより一層向上する」と述べ、受理一本化の意義を強調しました。
緊急通報・出動(稼働実績)、平成26年度は329件
県内では120万世帯でLPガスをご利用いただいていますが、協会の各支部が平成26年度に受けた緊急通報・出動(稼働実績)は329件。17あるいずれの支部とも稼働実績があり、最も多いところ(相模原支部)では74件にも及んでいます。1カ月あたりにすると県全体では27件強になりますが、冬と夏にやや多い傾向にあります。
LPガス119体制、センターで県内を一括受理
新たにスタートした「LPガス119」では、お客様が火災やガス漏れなどを消防・警察に通報すると、それを受けた消防・警察の緊急通報・出動要請のすべてを、LPガス119受理センターで受理します。センターでは、緊急通報内容に応じて当該地区の出動事業所に出動を要請し、出動事業所が現場に急行して、二次災害を防止するための処置を速やかに行います。お客様や協会がセンターに直接通報したときも、センターでは通報内容に応じて同様の対応を行います。